昨日、仕事で高田馬場へ行った。一緒に行った会社の先輩がクワガタのブリーディングの話をし始めて、へーとか ふーんとか思ってたら「すぐそこに店があるから寄ってく？」というので「まじすか！？」と言って着いて行った。静かな住宅街の中にぽつんとその店はあって「クワガタ専門店」と看板を下げている。20畳ぐらいの敷地には、クワガタの入った小さな水槽みたいなのがびっしり並んでいて、オオクワガタを始め、海外のクワガタやカブトムシもいた。値段はどれも数万円。黒い宝石と呼ばれるだけはありますな。
先輩は店に入るなり名指しで「お久しぶりです！」とか店員に呼ばれていてお得意さんっぷりを発揮。「こないだの剥製出来てますよ！」とか言われて、オオクワガタが虫ピンで止めてあるのを見せてもらう。でかい、でかすぎ。コクワガタをそのまま200％拡大したようなでかさ。丈もでかいけど幅がでかい。4センチくらいありそう。かっこいい。でもこんなのは大したことがないでかさなんだって。普通のちょっと上、ぐらいとか。僕だって少年時代はミヤマクワガタやノコギリクワガタを捕まえたことがあったけど、なんだか迫力が違いすぎ。子供の頃の自分：クワガタの比率がそのままオトナの自分：オオクワガタで比例しちゃってる感じで、相対的に子供スケールに自分が戻ったみたいな感覚だ。だんだん目が輝き始める僕。
先輩はさっそく預けている幼虫を奥の部屋から出してきてもらい、状態をチェック。幼虫は薬とかを入れそうな白く透けたポリプロピレンのビンに入れられていて、それをいろんな角度から眺めながらコンディションを推測するのだった。「餌をあまり食べてない」「上の方から下へ食い進んでない」「水気が出てる」など状態はあまりよくなかったらしく、計りで体重を量ってみると一週間で6グラムも痩せてるということが判明。さっそく餌のビンを新しいものと差し替える。「餌が合わなかったんですねぇ」とか店員が言うので、餌にもいろいろ味付け（配合の割合とか）があるのかと聞いたら、オガクズにキノコの菌を生やしただけでどれも同じ物らしい。でも微妙なコンディションの違いで、幼虫の成長を大きく左右してしまうんだとか。「匂いも悪くない感じなんですけどねぇ」。ダメだった方の餌の匂いを嗅ぎながら店員はそんなことを言う。不思議な感じだ。
ショーケースには専門誌が並んでいて、雑誌だけでも6種類ぐらいあることを知りショックを受ける。聞けば全国に40万人ぐらいのクワガタ愛好家がいるんだとか。そうだよな、そうでもないと専門店なんか成立しないもんな。先輩に言わせるとこの店の主人はフェラーリに乗ってるんだとか。そもそもクワガタがなくても金持ちだったらしいですけど。オンラインでクワガタの繁殖ゲームを作ったら儲かるぞ、とか言い出す。他にもひとくちゼリーみたいな形をした餌が袋いっぱいに入って売ってるんだけど、味が6種類ぐらいあって何がどう違うのか気になったり、店員がクワガタのことを口にするたびに「すごいかっこいいんですよ！ 絶対成虫にしてくださいね、お願いしますね！」とか言っていて、ものすごい少年オーラを放っていたりで、普段体験しようのない世界にちょっと触れたことがかなり新鮮。打ち合わせより100倍面白かった。でも聞いたところによれば、やっぱり観賞用に大事に大事に育てられているクワガタなので、繁殖能力も弱いし、自然界で生き抜くだけの力はあらかじめないんだとか。うーん、やっぱ少年の心ではないかもなぁ。と思った。
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バグフィックス版にはデータ引継ぎできないよって言ってるのに「ファンタシースターオンライン」のエピソード1を夜中やけくそになってクリア。最後の「遺跡」というステージが無駄に長い！長すぎる！ そしてクリアしても何の感動もない。でもすぐにエピソード2を始めてしまうワナ。無表情でモンスターをやっつける。緩衝材のプチプチをつぶすような気分だ。頭からっぽ。
そしてテレビとゲームを同時に見たいためにゲームキューブ用の液晶モニタを注文。任天堂純正が出るのはきっと本体が500万台ぐらい行ってからだと思うので、ひどいデザインだけど我慢するしかない。ほんとは３種類ぐらいメーカー違いのが出てるんだけど、オレンジはこれしか選べないワナ。カラーバリエーションも良し悪しだ。
今週は打ち合わせ尽くし。昨日は高田馬場、今日は横浜、明日は池袋、月曜日は送別会で、火曜日もきっと池袋、水曜日がプレゼン。土日はうでっち家訪問とアワジ来訪。それ以外はびっしり仕事。そんな感じです。TSUTAYAで借りたビデオを見終わる暇がありません。つか、先々週買ったビデオ半分も見れてないし。あ、明日「スターフォックスアドベンチャー」だ。
10月は「逆転裁判２」「星のカービィーDX」が気になります。「チュウリップ」と「エターナルダークネス」は様子見。宇多田のDVDは買いそう。
