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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

  ラヴフール(www.lovefool.jp) 

「スタア学園、古屋兎丸、ダニーボイル」


髪を切りました。まぁ僕ぐらいにもなると、これ以上、かっこよくなっても漸近線よろしく上限のあたりをひゅーんと水平飛行しちゃうだけなんだけど、僕の通う床屋のおやじはやっぱ違うねー。常時勝者であり続けることの退屈さを理解してくれていて、星の数ほど無数にある選択肢の内から真ん中分けの坊ちゃん刈りを僕にチョイスしてくれるのだった。27才で未だに有無を言わさず大学生料金なのは愛ですか?(と言っても2300円が2000円なので、どちらも結局破格)。サンキュ、おやじ。


かっこよすぎる髪型で本屋にぶらり、「スタア学園」の最新刊を見つけたので他にも3冊ほど買い込んで、夕方のブランチをしながら一瞬で読み倒す。だって遊んでくれる人いないんだもん。今日ぐらい休まないと土日は出勤なんだもん、って誰に説明しているのかわかりませんが古屋兎丸の短編集「ウサマル2001」が大変面白かった。勝手にコラボレーションってコーナーでは、有名漫画家のタッチを真似るだけでなく、自由に組み合わせて遊んでいたりして、ダーティ松本×松本大洋、とか、北斗の拳×カジヒデキとか、マリリンマンソンが好きなタラちゃんとイクラちゃんとか、もうこうやって文字にしているだけで相当危険。相変わらずコギャルの絵は上手だし、涙が止まらなくなるような感動できるストレートなお話も書けるしで、その優れた観察力に感服した次第です。これ今月のリコメンドでよろしく。スタア学園は、ちょっとパワー落ちたかも。先月ぐらいに王様のブランチかなんかで、何かの批評家がスタア学園の作者、すぎむらしんいちを延々「彼は天才なんですねー」とかって褒めちぎっていて、その気持ちには僕もまったく同感だったんだけど、いかんせん相手が、日曜午前中のバラエティ番組だったので、ついてく人はおろか、フォローさえしてもらえずに、愛情がただただ空回りするそのものすごい速度は、まるでラヴフールそのものじゃん、と思えて無性に悲しくなりましたわ。


売れすぎたから発売を中止してたってどういう理由だよっていうムースポッキーを無表情でコリコリ食べながら、仕事も放って、頼まれているホームページづくりをする。釣りのページなんすけどね。完成したら、こっそりリンクでも貼っときますわ。フライフィッシングやアンティークロッドに興味ある人には割といい感じのページなのでは?と思います。多分。きっと。


なんか寝付かれなくて、半年以上も前に買ったままになっていたビデオ「シャロウ・グレイブ」を2年ぶりぐらいに見る。「トレインスポッティング」で有名になったダニーボイル監督のデビュー作かな? 僕の大好きな俳優ユアンマクレガーも初主演っぽい。パッケージには「英国映画に新風を放った驚愕のスタイリッシュ・サスペンス」とか書いてあって、確かにその説明は一字一句間違ってないけど、スタイリッシュ・サスペンスってどういうジャンルだよ、と思った。ところでダニーボイル作品と言えば、「シャロウ・グレイブ」→「普通じゃない」→「トレインスポッティング」→ずーっと空けて→「ビーチ」の順に素晴らしいと思います。要するにほぼ最近のほどつまんないのかも。要するに「シャロウ・グレイブ」を見れっつうことかも。いや、かもじゃなくて、そう言いたいんだけど。あらすじはややこしいので説明しづらい。アパートで共同生活をしていた3人の元に転がり込んだ薬がらみの危ない金が招くハラハラサスペンスとでも言っておきましょうか。あー、こう情けない説明をしながら、いい映画(映像)って文字に圧縮出来ない部分を多く持っているんだなぁって今気づきましたわ。当たり前だけど。


オリンピック相変わらず興味ないですが、柔ちゃんが金メダル取ったっていうのを聞いて、ふつうにスゲーとか言ってみた。ところで、日本のユニフォームは一般的な意見の「日本らしくない」っていうのより、「日本らしく格好悪い」だけだった今までのよりは幾分いいんじゃないか? 目立ってるし、と思いました。でもオーストラリアでレインボーカラーはゲイのシンボルって、いくらなんでもそれぐらいは下調べしておけデザイナー、と思った。