- 発売日: 2013/11/26
- メディア: Prime Video
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9.11のテロで父親を失った、アスペルガー症候群(疑いあり)の少年の話。心の傷を埋めていく旅を、その昔、戦争で両親と言葉を失った老人と共にする。
表現というものは、まだ名前や価値や意味の与えられていない感情に光を当て、そっと寄り添い、ある普遍的なパッケージとして定着させることだと思っている。その意味において、この映画は成功している。
現実にあったテロをモチーフにしていることがそれほど重要ではないことや、誰かの感動ポルノや安易な癒やしのために2時間の起承転結あるわけでもないことが僕にはよくわかった。
これは許せない自分を許すまでの旅。それに必要なたくさんの行動と時間の話。
少年と老人の演技も、音楽も演出もすばらしかった。