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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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kindle paperwhite

takanabe2013-11-11



読書の秋です。まぁ、秋かどうかは別にしても、インターネットが生活や仕事の中心に来てから、まともな活字を読まなくなったなぁと思います。実際、kindleが日本に上陸した去年も「うーん、ハードウェア代が他社タブレットに比べてどんなに安くても、年間の本代自体がそもそも1万行ってないし…」って思ってました。そんでね、紙の本も雑誌や漫画ですら買わなくなってましたね。そう言う生活が当たり前になって10年近くになるかな…。


ところがiPadiPhoneでもkindleアプリ(amazonで買った電子書籍を読むだけのアプリ)が出て状況が一変。そこそこのタイトル数だし、違う端末でも続きが読めるし、しょっちゅうセールで無料とか99円セールとか、半額とかやってて、あれ? これ、紙より便利じゃね? そもそも部屋が狭くなんないしってなって。


そんでpaperwhiteっていう白黒の軽い端末が出てワクワクしたんだよね。kindle本しか読めない割り切った格安端末! でも初代はキツかった! ページの書き換えに画面が一旦、真っ黒にフラッシュするんだけど、それが1秒以上かかってた。ページめくるたびに目の前が相当派手にチカチカするって耐えられなくて。しかもバックライトにもムラがあったし。あちゃーってなった。

Kindle Paperwhite(ニューモデル)
Amazon (2013-10-22)
売り上げランキング: 1

そんで2代目が10月に出て、書き換えも瞬き程度に早まって、バックライトもムラのないものにバージョンアップし、2GBと低容量だったのも、日本人の漫画好きに合わせて日本版だけ4GBにアップってなって、あ、これはだいぶちゃんとしてる!ってなった。


買ってみてアレですよ。iPad3を持ち歩いてた自分がアホらしくなるほど軽快。iPad 650gに比べて206g。iPad、家で読むには良いサイズだし、解像度も素晴らしいけどね。でも外だとちょっと仰々しいとこもある。その点、paperwhiteはホント文庫を持ってる感覚に近いというか、存在感が控えめ。明るいところならバックライト無しで目にやさしく読めるし。タブレット端末に比べて見せびらかしてる感がないのがいい。


amazonkindle本を買うと、即座にpaperwhiteにダウンロードされてるのもいい。iOS版は起動しないとダウンロードしないもんなぁ。それだけでiPadを使うことが激減してしまった。いや、もちろん、カラーページが綺麗な漫画なんかは絶対iPadがいいけどね。


でね、気がついたらkindle本、半年で400冊以上(!)買ってたよね。80%は漫画だけども。そんでもって部屋を占める本の容積がpaperwhite一台分しか増えてないって、10年前まで自分専用の本棚が3つあっても足りなかった僕からすれば革命的なことで。バックライトで寝る直前まで暗い部屋で本を読むことを楽しめるし。日帰りのお出かけセットからiPad-paperwhite分の444g減ったのもなかなか幸せ。まぁそのうちiPad AirとかiPad miniとか買っちゃったらまた代わるかもだけども。


2代目paperwhiteはすべての人におすすめってほどの完成度ではないんだけども「あ、やっと日本の電子書籍時代、始まったな」感がすごいあって、そういうお祭りに乗っかる感じと、最近本読んでないなぁって気持ちがクロスするちょうどいい価格帯(9980円)で、しかも11月中なら1980円分、kindle本のチケットもついてくるから、なんかふわっとした気持ちで買っちゃっていいんじゃないかなぁ。ここ10年ぐらい、近所の本屋やCD屋が潰れちゃ困るなって、まずは近所を実店舗を優先するポリシーを持ってたけど、ごめん、これ以上部屋が狭くなるのも、店で何かを探して見つからない手間ももう無理だ。