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富野由悠季監督が今振り返る『キングゲイナー』の10年 -「今一番忘れられていることをやっている」

http://news.mynavi.jp/articles/2013/03/28/king/index.html

おそらく間奏の「キン・キン・キングゲイナー」のコーラスは田中公平氏が勝手に入れたとしか思えない。
この曲をぶん投げられて、富野総監督は「こんなもんダメだ!」と言わずに「ふざけんなこの野郎、絵コンテで黙らせてやる!」と勝負を挑んだわけだ。

富野総監督は言う。「この作品を作ることでいろいろな才能と出会えた。そうすると(その才能に対して)潰すぞ! というところまでいきたい。でもそれができなかかったのが残念。だけどそういう才能に会えたのは貴重でした」

「潰す」というのはその才能に楽をさせないで限界まで力を引き出す、という意味なのだろう。そこまでやることがアニメを作るということ、作品作りなのだという姿勢が見える。

安田が後悔として語った「オーバーマンのオーバーコートというものを考えておきながら、着替えをなぜやらなかったのか、10年前の自分を殴りたい」と告白した時だ。これに対し、富野総監督は「さっきそれを楽屋で言われて、当時そういうことをまったく意識しないで演出していた富野というのはどうしょうもない奴だなと思いました。でもそういうのはこう使うんだとコンテを出してくれないと。こっちは新しいものを受け入れる余地のない頭の固い年寄りなんだから! 青少年が教えてくれないとダメ」と指摘。