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「New スーパーマリオブラザーズ Wii」と子供の成長

6歳になった子供が「スーパーマリオ3Dランド」による教育を経て、Wiiの「New スーパーマリオブラザーズ Wii」に手を出したんです。


案の定、序盤は「あ、こりゃまだ無理だ。大人の一人用としてもだいぶ難しいのに、二人用でお互いのコンディションに気を使いながらクリアとか6歳児にできっこないよ」って思ってたんです。そしたらね、1週間もしない間にメキメキうまくなってきて、ついにあなた! 最後のクッパ面まで到達しましたよ。信じられない。


ゲームスキルの上達だけじゃなく、あの激しい攻防戦の中で、プレイヤー同士を気遣うことまで出来るようになってて、人間として成長しまくってるその姿に感動を超えた何かを感じましたね。


元々「New スーパーマリオ Wii」って本当に難しいんです。パッケージには「みんなで遊べる新しいマリオ」とか呑気に楽しげに書いてあるんだけど、全員のプレイスキルが中級以上ないと、例えば、急いで進む人の画面スクロールについていけなくて、遅れた人が何かに挟まって死ぬとか、小さい足場に飛び乗ろうとして、他のプレイヤーにぶつかり、どっちも落下死するとか、アイテムを取り合って、取れなかった人がイライラするとか、本当にそういうことの繰り返しで、とてもじゃないけど「仲良く協力して」というゲームにはなりにくいわけです。むしろ殺伐とするし、怒号が飛び交う。


それなのに子供は、キノコを持ってない人に優先的に譲るとか、アスレチック的な部分は一人に任せて下手な人はシャボン玉になって付いて行くとか、一人が囮になって敵を引きつけながら、残りの人を逃がすとか、もうコミュニケーションとしてだいぶ高尚なレベルに達していて、最初の何日かの「あーもう!」(その?ボックスは自分が叩きたかったのに!)とか「割らんといて!」(シャボン玉で危機回避しているときに、他のプレイヤーが触れて不意に割ってしまった時)とか、涙目になって他人を非難している姿が嘘のようになくなったんです。クレジットカードのCMで「プライスレス」ってありましたけど、けっこうお金で買えない経験を、ゲームがあっさり積んでくれたなと、感動したこの2週間でした。


あ、あと最後にお知らせです。


今週もニコニコ漫画にて、ノベル「にじんでこぼれる」シリーズ、「さよなら、イエティ。」の後編を公開しました。ラヴフール読者の方はぜひともこちらもごひいきに! ではー。