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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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デザインされたはずの音


聞かせるためにデザインされたはずの音の中にも不快なものはある。


着メロ、玄関のチャイム、時計のアラーム、レンジ、炊飯器、洗濯機の完了音、電子機器のボタン確認音、デジカメのシャッター音、まぁ警告系のものは意図して耳障りに作ってあるんだろうけど、それでも嫌なので、消せるものは全部消して、消せないものは最小の音量にしてある。テレビCMが番組本編より音が大きくなるのも嫌だし、パチンコの会社のサウンドアイコンが警報みたいに鳴るのも嫌だ。


そういう乱暴な音と同じぐらい嫌なのが、家電のLED。眠るとき部屋を暗くすればするほど、たくさんの夜行生物の目が潜んでいるみたいで不気味。昼間でもハードディスクのステータスを示すLEDの激しい点滅は、マシンガンで撃たれているような気持ちになる。どんなデザインのケースに入っていても、LEDの節操のない点滅で台無しだ。iMacの良かったところは、そういうLEDがないこともひとつ。多分彼らはそういう細かいことにちゃんと配慮してデザインしてるんだと思う。昔、貝殻のような形のiBookを充電しているとき、そのLEDは寝息を立てる生き物のようにやさしい明滅を繰り返していたし、僕がiPhoneが好きな理由には、本体を折りたたまなくていいことと、ボタンを押す音(ハード的な音)がないことも、かなり大きな比重で含まれる。


ゲームの世界で音ひとつひとつの快さ、不快さは、ゲーム全体を支配するほど重要。絵の出来ばかりを評価されがちだけど、実際にプレイして積みあがる操作の実感や、その世界の存在感は音の割合の方がずっと多い。SEは最低だけど内容は心地よいゲームなんて聞いたことがない。何千何万回と聞かされて、それでも飽きなくて、しかも個性的な音に出会うと、ホントすげーなって思う。マリオのジャンプやコインの音、ドラクエの効果音もそうだな。


日常の中で無意識に反復されるさまざまな音や光に、生活そのものも引っ張られる。もっと言えば「教育」されてしまう。がさつなピコピコやチカチカにさらされてることを当たり前に思っちゃったりする。そーゆーのはホントに怖いことなので、なるべく意識して取捨選別したい。自分が関わるものから、そーゆーのを生み出さないようにしたい。