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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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豊かさと飢えと

takanabe2010-01-11



子供のことを考えていて、将来どんな仕事をするんだろう。それ以前にどんなことに関心を持って、何が得意になるんだろうって思った。


僕はたまたまデザイナーの家に生まれて、絵を描くことや画材やテクニックが、フツーの家庭より豊かな環境だった。その一方で、駄菓子やテレビゲームにはなかなか触れさせてもらえず、自分のお金でどうにかできるようになるまで飢えていた。その結果「何かを作る」という技術と、「ゲームで遊びたい」と言う欲求がクロスして、ゲームを作る仕事に就いた。


「才能」とか「センス」とか「努力」とか「夢」とかっていう抽象的な言葉は、「目的」や「手段」に比べたら、実はそんなに重要じゃない。その人の手法って育った環境に左右されるし、関心は飢えに左右される。飢えを埋めるために、持っている手法を使うから、そこで初めて「目的」が選ばれる。恵まれてるだけでもダメだし、飢えてるだけでもダメ。だから「目的」って単独では存在しづらいんだろうな。


一方的に「何か夢を持ちなさい」とか、親が最低でもセミプロの域までにも成し得なかったことを、環境のフォローもなしに子供に押し付ける(例えば僕だったら英会話や楽器を習わせるとか)のは、何かの仕組みを学ぶシミュレーションにはなっても、根源的なところで根付いていかないんだろうな。