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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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映画「ミートザペアレンツ」

ビデオで「ミートザペアレンツ」を見ました。想像していた内容とかなり違いました。予告編を見る限り、彼女の両親に初めて会いに行く主人公の緊張や空回りや気まずい空気をテンポよくつないだドタバタコメディだと思っていたんだけど、ドタバタしてはいなかった。主人公が気を使ってする失敗が、また新しい失敗を呼んで気まずい空気ばかりがどんどんどんどんどんどんどんどん積み重なっていく感じ。ロバートデニーロ演じるお父さんが、花屋の振りして実は元CIAっていう設定だけでも本当なら絶対笑えるはずなのに、隠しカメラと嘘発見器ぐらいしか生かされた場面がなくて、それ以外はうわー、あちゃー、やっちゃったかー、の連続で、理屈抜きでゲラゲラ笑ったり出来るシーンは一つもなかった。「メリーに首ったけ」と同じ人が主人公だから、勝手にああいうハチャメチャ感を期待しすぎてしまった気もする。僕も年齢的に結婚とかリアルに考えたりすることもある最近なので、人生のペーソスを感じながらそれを笑い飛ばしたかったっていうのが本音だったんですけど、爽快感はなかったなぁ。「そういう日もあるよね」「仕方ないよね」みたいな、何とも言えない微妙な空気だけが残りました。映画としていいのか? それで。