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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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最近買ったCD

最近買ったCDの中で僕に強く響いたやつの感想です。暑いのでたらたらと。

 ●1)「Viva La Revolution /ドラゴンアッシュ
 ●2)「シベリア / シャーベッツ」
 ●3)「Ookeah / スーパーカー
 ●4)「ターンAガンダム・オリジナルサウンドトラック」

Viva La Revolution

Viva La Revolution

1)前作「Buzz Songs」から1年未満と言う短いインターバルで作られた3rdアルバム。シングル3曲を同時にチャートトップ10に送り込むなど、話題性満点で期待される一枚。


僕はライブも2度見たし、アルバムも一通り耳にしていて割と古い層の人ですが、今回はよかったねぇ。前のアルバムの作りが乱暴ですごいがさつに聴こえていた僕には、このアルバムの全体的な青写真が降谷健志の中に最初からしっかりとあったんだろうという気がします。結果できあがったものも彼らの中での達成度も満足がいくものだったに違いない。計算づくと言うよりは、程よく力の抜けたグルーヴにゆったりと身を委ねるだけでかなり気持ちいい。「革命!」と言うには先人達にちょっと申し訳ないところもあるけど、この目的や反抗すべき体制がはっきりしない曖昧な時代にわざわざ声を大きくして「共に闘おう!」って言える強さは、自分で自分にハードルを設けるスポーツ選手のようで潔いんじゃないかと思います。

SIBERIA

SIBERIA

2)ブランキージェットシティの浅井健一が送る別バンドの2作目。前回の胸を締め付けるような切なくて悲しい音色から一転して、かなりバンド色の強い一枚に仕上がった。


シャーベッツと言えば、ブランキーの力強さ、息詰まるほどの緊張感に対してのアンチ、つまり浅井健一個人としての詩情的な原風景を描くバンドというのが僕の認識。前回は特にドラムがいなかったせいもあり、キーボードとギターの奏でる寂寥感は彼の詩情とあいまってあまりに悲しくも透明な世界を作り上げ、強く強く僕のココロを揺さぶりました。


そういう意味からすれば、音の印象は今回ブランキーと同じようなロックバンド編成であり、人によっては「ブランキーとどう違うんだよ」とか「このバンドをブランキーの次回作が超えなきゃブランキーは存在する意味がない」ってな風に言ったりしているわけですが、それは全然論点がずれてる話だと僕は思うよ。リリカルでナイーヴじゃなきゃシャーベッツじゃないって仮に位置付けを決めたとしても、バンド編成でなんでそれが損なわれるって言えるんだろう。ましてやなんでブランキーかシャーベッツどちらかひとつって選ばれる存在にならなきゃいけないんだろう。


むしろ、僕にはシャーベッツが今回ブランキーと(たまたま)同じ編成を取る事によってそのテーマの対比が強く引き立ったように思えた。同じような楽器を使っていながら、より彼独自の詩情性やナイーヴな感性が、即興的とも取れる楽曲の中で強く息づいている。それはつまり、ブランキージェットシティと言うバンドの存在意義やこれからの方向性を浅井健一がはっきりと自覚しているからこそできることの裏返しでもあるわけです。どっちかと言うとこの後作られるはずであろうブランキーに新譜にこそ、ここで語られる以上の期待をしていいんだと思う。その通過点や正しさの確認として見守りたい一枚。

OOKeah!!

OOKeah!!

3)もう今月の21日には2枚同時発売アルバムの1枚としてCD化されてしまう(ひでえ)ライヴ会場限定アナログ盤がこれ。ファースト、セカンドアルバムで選曲にもれた日の目を見なかった名曲達だそうな。


何がすごいってアルバムにまったく引けを取らないそのクオリティの高さ。ライブでもお馴染み「Sun Rider」「Jet Bee Town」なんかを始めとして、明らかにファーストともセカンドとも違う彼ららしさがきらめいています。これをこのままセカンドにしなかった彼らの強くはっきりとした姿勢にはホント脱帽。このアルバムや、シングルのカップリングなんかを聴いて立体的に楽曲の数々を知れば知るほど、あのセカンドアルバム「JUMP UP」に対する彼らのヴィジョンがいかに選りすぐりで磨き上げられたものか、そしてその結果得られたものが密室的な息詰まる完璧さではなく、あの圧倒的なやさしさだったってことのすばらしさに感動する。


欲しいものがあって、それに追いつこうとする姿勢がケモノのように潔いのがドラゴンアッシュだとしたら、溢れかえった才能の中から、本当に伝えたい事だけを選んで磨き上げられるのがスーパーカーなのかな。比較論で申し訳ないけどね。2週間後に発売が迫ったもう一枚のアルバムの方にも俄然期待が高まってきます。早く聴きたいよ。

∀ガンダム ― オリジナル・サウンドトラック 1

∀ガンダム ― オリジナル・サウンドトラック 1

4)最後はこの春に始まった新しいガンダムサウンドトラック。作曲は菅野よう子。僕は知らないんですがその筋ではかなりのベテランらしいです。これがまたいい感じ。とても夕方5時にやっている30分のロボットアニメについている音楽とは思えない豊かさ。目を閉じると海外の歴史もの映画のようなスケール観が美しく広がっていきます。ヨーロッパの山々とそこを流れる雲々を思わせるゆったりとしたオーケストレイションに始まり、オペラ調の劇的な展開、不安を募らせるミニマルミュージック、エンヤを思わせるダヴっぽいボーカル。そして西城秀樹の登場など(本編では主題歌も歌っています)ふつうで考えたらまとまりのないこれらの要素が綺麗に器に盛られている。邪魔にならずに気分を盛り上げていく音の集まりとして作業用や読書用のBGMとしてもかなり重宝するね。ここからアニメ本編にフィードバックして行くのももちろんいいし、この夏を涼しく過ごす一枚としてもオススメです。ではそんなとこで。