昨日とおとといの話を一文でまとめると「欲求というのは、安易な方法で満たせば満たすほど、感性を貧しくする」ってことなんです。だけどほとんどの人にとって感性なんかどうだっていいだろうし、安くて便利で気持ちいいことのほうがずっとずっと輝いて見えるので、経済はその上に乗っかって発展してきたんだと思うんだよね。だからサラリーマンとして働くってことは必然的に、安くて便利で気持ちいいことに加担することになりがち。体感と義務との矛盾に引き裂かれるんだよなぁ。
エンターテインメントの世界では大道芸師やストリートミュージシャンがいちばんダイレクトなアウトプットなのかもしれないな。芸の出来と生活費が直結している意味でも、最終的なアウトプットまでの通過するレイヤーの少なさ(関係者の数)とか、それを受け取った相手のリアクションが直接返ってくる意味でも。学生の頃から言ってることがまったく変わらないわ。