澱んだまどろみの中で音もなく夏は過ぎていった。交換留学生の話しが持ち上がったのも、ちょうどその頃のことだ。代表として僕が選ばれた理由は冴えない。優秀な科目があるとか語学力に長けているとかではなく、単に担当の教授の授業の出席率がたまたま他の…
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