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はてなダイアリー版(1995〜2018)の過去ログです。更新はありません。

青春それはギター。

takanabe2014-09-08



青春、それはバンドを結成すること。


そうそれは20年前の出来事なんですけど、美大卒業間近だった僕は立て続けに夢を見ましてですね。それはとても気持ちよくギターを掻き鳴らす自分の夢だったんです。でもって、これは何かの啓示に違いないと、初月給で小さなギターを買いまして、で独学したんですよ。でもどーにもなんなくって、コードを何個か覚えるのがいっぱいいっぱいだったんです。


そんで20年の間、ほとんど進歩もなく結婚したり、子供が生まれたりして、それでもギターを手放さなかったんです。そしたら子供が8歳になったある日、「ギターやってみたいかも」と言い始めたんです。その言葉に二度めの啓示を得た僕は「まじか! その時を待ってた!」とギター教室に通うことに便乗したのでした。


しかし20年も経つとね、さすがに周りの環境は大きく変わってます。まず楽譜。2000円程度のバンドスコアを買うしかなかった楽譜は、今はインターネットで好きなだけ検索できます。同じく演奏の具体的なテクニックもYouTubeニコニコ動画などで検索できます。


ハード面でも例えばチューナー。これは8000円近くするやつを持ってたんですが、今はスマホの無料アプリでもそれ以上の性能を持ってます。マイクで音を拾って判別してくれるわけです。あとアンプ。通常安くても1万円程度かかりますが、macにプリインされているGaragebandの中に、仮想のアンプやエフェクターが各種内蔵されています。macの入力端子に、シールドの変換プラグ(太いのを細くするだけのプラグ。500円しない)を挿すだけで、アンプやエフェクターの音が各種出せますし、それだけでなく他パートの打ち込みも、演奏の録音もできます。つまり、だいぶ工夫できる選択肢が増えているわけです。


まぁ僕は子供のペースに合わせて、いわゆる音楽学校みたいな奴に高いお金を払って通うことになったんですが、これはこれでいいです。なぜなら、授業で習ったことはそのまま宿題になります。次回までに先生に聞かせるレベルの練習を積まないといけない。そのためには10分でも毎日ギターに触らない訳にはいかない。そういうルーチンが出来ます。それが大事。


お金がない人や、やる気が燃えさかっている人は独学も全然オッケーですが、スクールがオススメなのは、孤独に練習を続けていると「リアクションがない」ということに一番くじけやすいと気づくからです。人によるとは思いますけど、僕らの先生はやさしい! なにせ時給3000円(×2)ぐらいの仕事ですからね。1ミリにも満たない成長でももうめちゃめちゃ褒めてくれます。それがうれしいし、もっと褒めてもらいたくてがんばりますよね。あとカリキュラムも僕らの成長スピードに合わせて可変になっていることも、独学では見極めづらい客観性がありますね。


そんなわけで、曲を演奏しているとはまだまだ言いづらいレベルの2コード、3コードの伴奏の練習を日々積んでいる僕らですが、有名曲でもコードが3,4つで済む曲はけっこうあって、歌いながらそのコードをつま弾くだけで、レベルの低い僕らはかなり興奮します。左手の指先の皮も何度かめくれて、だんだん硬く強い皮に生え変わる過程も、なんかそれっぽくて誇らしげですらあります。


もし子供がそれなりに弾けるようになるまで好奇心と努力が続いたら、僕はベースに転向するのもありかもしんないですね。