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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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映画「ベスト・キッド(2010)」

オリジナルの方は以前紹介しました。80年代のマスターピースです。今回のは去年、設定を黒人少年とカンフーおじさんに変えてのリメイク作です。それぞれウィル・スミスの息子とジャッキー・チェンが演じています。


「転校生の主人公が新しい環境でいじめられて、不思議なおじさんから拳法を習い、勝利と栄光を勝ち取る」という小学生にでも分かりやすいプロットはそのままに、オリジナルを見た人も、見てない人も楽しめるような細かいアレンジが見所です。


主人公の年齢を高校生から中学生に下げたことで、コロコロコミック、または少年ジャンプ的な「修行」→「勝利」の図式は強まりましたが、空手じゃなくてカンフーになったことは「技術の成長以上に心の成長だ」と謳っていた前作よりオリエンタルなマジカル成分が多少スポイルされています。


細かい要素の積み上げ方、磨かれ方は悪くないアレンジなのに、何となく全体が冗長に感じられてしまうのは、やはり主演ふたりの運動神経が、前作よりも基本的によい点が挙げられます。アクション的な見所に頼れない前作は演出やテンポ感で退屈させるわけにはいかないので、結果として必要最低限のアクションで一撃必殺の演出だったわけです。でも今回はふたりともそれなりに動けてしまうのでアクションシーンそのものが長くなってしまっています。これは誤算だったでしょう。


原題が「KATATE KID」なのに、一回も空手が出てこないのはある意味スゲーですが、ちゃんと「カンフーを習っている」という説明があるので誤解は少なさそうです。


それでも少年役のジェイデン・スミスはなかなかチャーミングで、「特にいじめられっこ体質でもないけど、不本意に暴力に巻き込まれる少年」というのを何故かちゃんと感情移入させるだけの力がありました。黒人少年らしい軽口の叩き方と相反するようなママっ子成分がそうさせるのかもしれません。


またヒロイン役の中国人の女の子も、どこかで見たような非常にブスかわいい顔(褒め言葉)をしていて、あとになって気づきましたが、チャットモンチーのボーカルの娘に似てました。



「幼児期に牛乳を飲ませる習慣」があるイギリスでは、最近になって1日約285ミリリットルの牛乳がカルシウムの補助だけでなく「腸がん予防」もしてくれることが明らかになりました。

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