GBA「逆転裁判３」第2話をクリア。トリックはわかり切ってた感じだけど、
それでもやっぱおもしろいなーと思った。逆転裁判は謎やストーリーを楽し
んでいるわけじゃなくて、語り口を楽しんでいるゲームだと思う。何かを選
択しているところには意外にダイナミズムはなくて、さまざまなキャラクター
がどんどん流れを翻すテンポの紡ぎ方におもしろさがある気がする。会話の
途中でそれをさえぎって他の会話を被せてくるあのテンポ。これって一見ファ
ミコン時代のアドベンチャーゲームのシステムを使った古き良きゲームの再
来に思われがちだけど、実際のコンテンツとしてはアドベンチャーゲームの
枠組みを借りた、演出部分がこのゲームの妙なんだろうね。つなぎのうまさ
と言い換えてもいい。話題に割り込むときに入る効果音や、画面の揺らしの
種類が、実際そこに描かれているキャラクターの枚数並みに豊富なのは、自
覚的にそれをやっているからなんだろうな。すごい。
GC「1080°」。スラロームでハードをクリア。ペンギン型ボードやファミコ
ンコントローラ型ボードをゲット。やり込んでいくと相当作りこんでいるゲー
ムだなぁと感心する。細かいコース設計がぱっと見、伝わりづらいのと、売
りにしている演出がなんとなくハッタリ臭い（ホントはちゃんと機能してる）
のと、前作がストイックな部分が魅力だったってのが、お互いに微妙に悪く
作用している感じ。でも数時間やってみないと伝わらない魅力じゃ、やっぱ
弱いのかなぁ。
